郡山市福島空港活用促進協議会


活動レポート

福島空港10周年事業
郡山市民の翼
中国コースリポート

<平成14年10月20日〜24日>

 韓国・世界文化遺産の旅に引き続き、福島空港開港10周年を記念して企画された「郡山市民の翼」中国コース(団長・藤森英二市長)は10月20日から24日まで、5日間の日程で行われました。参加者114人の一行は20日、臨時便が遅れたのに伴い、当初予定より遅れて午後4時、中国・浦東空港に到着。国内線を乗り継ぎ、午後6時30分には夕食会場の宣昌「匯豊源(かいほうげん)」に到着。夕食会の後、夜10時には宿泊する国賓3号の停泊地へ行き、チャーター船に乗船しました。一行を乗せた船は就寝中、明日の研修地となる「白帝城」を目指し、悠久の大河をさかのぼりました。
 
●三国志ゆかりの地と豪快三峡下り

 朝9時、船は白帝城に到着。参加者一同はここで下船し、右岸頂上にある三国志ゆかりの地、白帝城へ。大河を眼下に見ながら2世紀末の中国建国の歴史とロマンにふれ、感激を胸に帰路につきました。
 正午に再び乗船し、Uターンして下流部の世界に誇る景勝地「三峡」へ。まもなく一番目の「瞿塘峡(くとうきょう)」、二番目の「巫峡(ふきょう)」、三番目の「西陵峡(せいりょうきょう)」が現れ、大陸の自然が作り上げた渓谷美と壮大なロケーションに大きな歓声があがりました。
 夕方、暗闇に沈む三峡ダムの工事現場を見学。その後、船長主催の歓迎夕食会に臨み、交流と親交を深めました。

●武漢へ400kmのバスの旅

 3日目を迎えた一行は、高速道路で中国の中央に位置する武漢へ。約400kmにも及び長旅となりました。4時間30分のバスの旅を終え、ようやく昼食会場の武漢「猴王飯店(こうおうはんてん)」に到着。昼食後、最初の研修地である湖北省博物館へ向かいました。湖北省博物館は春秋時代(西暦700年)の国王「曾侯」の墓所からの発掘品を展示した所。当時の日本の技術と比べ、青銅技術の高さに驚かされました。
 次に向かったのは、中国の三大名楼「高鶴楼」。武漢のランドマークともなっています。眼下には長江、武漢の街並みを望むことができ、一同大いに満足した様子でした。

●発展を続ける上海のまち

 4日目は武漢空港から最終目的地である上海へ。上海虹橋空港に到着後、専用バスで上海市内へ向けてスタートしました。幾度となく訪れている団員も、年々変わり行く上海には驚いた様子。昼食後、400年前の国の高官が父母のために建てた「豫園(よえん)」を見学しました。駐車場から向かう道は、浅草の中道のような賑わいを見せており、周辺は年毎に整備されていました。
 その後、車窓観光で新天地、外灘(わいだん)、南京路などを巡り、ショッピングも楽しみました。夕食は、真新しいビルが立ち並ぶ浦東大酒店。美しい夜景を眺めながら、市民の翼の解団式となり、藤森団長の挨拶の後、全員で無事であることの祝杯をあげ、中国コースの旅を締めくくりました。


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