郡山市福島空港活用促進協議会  

地域活性化と求められる福島空港の役割

 東日本大震災後も機能を維持し、「災害に強い空港」であることを実証した福島空港。今後、福島空港が生き残っていくために求められる機能強化と、地域が行うべき取り組みについてセミナーを実施しました。

 講師は、平成24年6月1日より福島~大阪便を就航するANAグループよりANA総合研究所の浜田健一郎社長を講師にお招きして開催、約70名が聴講しました。

 航空業界の現状と今後や韓国・中国・台湾との関係、搭乗率保証制度など地域一体となって取り組む地方空港活性化の事例、これから福島が取り組むべき観光振興策のご提案、災害時の空港機能強化などについて伺いました。

 講演終了後、質疑応答を兼ねた「講師を囲む懇談会」を催し、空港・自治体・地元経済界が航空会社との連携を密にし、福島空港生き残りに向けた方策について意見を交換しました。


【開催データ】

○演 題   地域活性化と求められる福島空港の役割
○講 師   浜田 健一郎 氏
    (株)ANA総合研究所 代表取締役社長
○日 時   平成24年3月21日(水) 午後3時
○場 所   ホテルハマツ
○共 催   郡山商工会議所観光国際委員会
    都市情報委員会・サービス部会
○参加者   70名





郡山市福島空港活用促進協議会  

「坂の上の雲のまち」松山空港の現状と課題

 司馬遼太郎の長編歴史小説「坂の上の雲」を活用したまちづくりをすすめる愛媛県松山市の松山空港を視察研修し、現状と課題について学びました。

【開催データ】

○日 時   平成24年3月28日(水)~29日(木)
○場 所   松山空港・松山市役所・松山商工会議所
○共 催   郡山商工会議所サービス部会

 松山市は、小説「坂の上の雲」に登場した自然、文化、風土が今も数多く残っており、小説に描かれた貴重な資源をまちづくりに生かす『坂の上の雲』を軸とした21世紀のまちづくり基本構想」を展開しているほか、小説名を冠したお土産品を開発するなど、観光振興が行われています。

 同市の玄関口となる松山空港は、市街地から車で15分位に位置している。四国では最も利用者数の多い空港で、ピーク時の平成18年度は270万人、23年度は230万人が利用した。国内線98%、国際線2%強という構成です。

 国際定期便はソウル・上海便が就航。ソウルは就航15周年記念事業を実施するなど、韓国へのアウトバウンドが盛んです。また、国際チャーター便は、地元旅行代理店と「松山空港チャーター推進連絡協議会」を設置して事業を行っており、会員となっている旅行会社が共同で商品を企画、平成23年度は10件実施し、4,348人が参加しました。

 ロビーでの業者出店などイベントも年間300以上行われており、搭乗者以外の受け入れにも注力していました。