郡山地域道路整備促進期成同盟会



2. 物流拠点としての交通体系整備及びゆとり・うるおいのある生活空間の創造に資する道路施策並びにその推進について

 郡山市は、都市機能の集積と相まって、関係行政のご尽力により東北自動車道、磐越自動車道を中心とした高速交通体系が整備されるとともに、地の利を活かして福島県の物流基地として種々の機能の強化が図られております。当商工会議所では、北関東と南東北を結ぶ本地域を「陸の港」として整備しようと南東北インランド・デポ設置促進協議会を組織し税関などの誘致運動を展開しております。

 これら地域のポテンシャルの強化と比例して、市街地の交通量は増大し、国道4号及び49号など骨格路線をはじめ、市街地の幹線道路は交通渋滞が頻繁に発生し、経済への時間的な影響と共に環境に対しても悪い影響を与えております。
 東北を代表する「個性ある50万都市」の実現を目指しております本市といたしましては、これらの整備は緊急かつ必要不可欠な課題であります。

 そして、「ゆとり」と「うるおい」のある、街づくりを進めるためには、交通弱者に対する安全で快適な歩行空間の確保を図るとともに、郡山駅周辺などにおいては、電線類の地中化や沿道の緑化などによる都市景観の向上、情報基盤として先行的に電線共同溝整備事業が推進されておりますが、さらに面的に拡大していく必要があります。
 加えて、地震等の災害にも強い交通インフラの整備も不可欠であり、また、若年層の定住化や進出企業を誘致するためには、幹線道路及び地域高規格道路による、よりスムーズな交通ネットワークの整備が重要であります。

 つきましては、費用対効果を検討いただいた際に、投下された資本が目に見える形で地域社会の向上へと結びつく場所を順序立てて選別し、整備いただくことを要望いたします。



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郡山商工会議所